「プリペア・エンリッチカウンセリング」はカップルや夫婦の関係診断プログラムです。
送られてきた分析結果・アドバイスについて、二人で話し合うことが難しい場合は、以下の「カップルサポート」(旧プリペア・エンリッチJapan)認定ファシリテーターに話し合いをリードしてもらうことができます。(交際中・結婚前・結婚後のカウンセリングに対応します)
カウンセラーを交えた関係診断を希望される場合は、「プリペアー・エンリッチ」プログラムの方をお薦めします。
内容はほぼ同じですが、カウンセラーにより関係構築のサポートが得られます。
「プリペアー・エンリッチ」プログラムご希望の方は、以下の表のプリペアー・エンリッチファシリテーター(略して PEファシリテーター)へご連絡ください。
(あいうえお順/ENGLISH対応)
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どんな出会いでも、どんな結婚でも葛藤は存在します。結婚と言えば互いに違う二人の個人の連合であり、完全に違った二つの文化の衝突であるために違いと葛藤は当然起きてくるものです。
最初のうちは互いの違いに魅力を感じたり、自分にないものが相手から見つけられると不思議に思ったりします。勿論、新婚の初期は違いと葛藤に対してだいたい忍耐できることでしょう。しかし、時間が経つと“私たちはあまりにも違いすぎる”と訴えるようになり、葛藤の戦いが本格的になってしまいます。
葛藤自体が問題になることはありません。本来ならば互いの違いは自らのかたくなさを壊し、成長できる肯定的要素になりうる要素です。ですから、葛藤を回避して隠すのか、あるいは、積極的に対処して解消していくのか、キーポイントになります。
それには葛藤を健康的に処理する方法、すなわち夫婦葛藤解消のための対話の力を習得することが欠かせません。社会生活、友人関係でも必ず必要になるコミュニケーションを学ぼうとする謙遜な姿勢を持ちましょう。
みことばは私たちの人生の道を照らす灯、私たちの生活に必要なすべての道しるべです。愛する方法から、父母の役割、夫の役割、妻の役割、子どもの役割まですべて提示されています。神様は語る方、すなわち、コミュニケーションを持たれるお方です。そして、神のかたちに創造された私たちにも、真のコミュニケーションを分かち合う潜在力があります。
夫婦が今よりもっと深い関係になるためには、与えられているコミュニケーション能力を用いて、深いコミュニケーションを持つことが必要です。つまり自我を開示するコミュニケーション、感情を表すコミュニケーション、心を癒すコミュニケーションが必要なのです。健康なコミュニケーションの基本原則は次の通りです。
よく“必ず、話さなければならない?話さなければ分からないの?”というときがあります が、話さなければ分かりません。話さなければ相手は知ることはできません。
私が話し、表現し、努力し、伝えなければ相手は自分の心を知ることが出来ないのだと覚え ることが大事です。私の心を相手に知らせるときにやっと相手は私を理解することができます。愛も表現しなければ分かりません。私の考えと意見と願いと感情を必ず話し、知らせることが必要なのです。愛しているならば自分だけの秘密空間を開けて、必ず、表現して話すべきであることを覚えてください。
また、自分が願うことを正確に伝えることも重要です。例えば、誕生日を祝ってもらいたいのなら“私の誕生日に何をしようか”と話すのです。密かに望んでいて失望することがないように、お互いに気をつけましょう。
ことばで話すのがむずかしければ手紙、あるいは電話やメールを利用しても必ずコミュニケーションを保ち続けるように心がけましょう。
健康な夫婦になるためには、相手を無条件的に受け入れ、たわいのない話しでも耳を傾け、相手の気持ちを共感することは幸せな夫婦への近道です。夫婦生活は聞くことから始まり成長します。 夫と妻の間に親密感がなければ一つになることはできません。互いに理解せずには親密感は形成されない、対話せずには相手を理解することはできません。配偶者との聞き方が改善されると健康な夫婦関係となります。
最も良いコミュニケーションは話すより聞くことが先です。聞くことは耳だけ傾けるのみならず、視線と心と精神を集中することであります。コミュニケーションは、事実の報告だけではなく、気持ちを共有するためのものです。妻が夫に対して抱く不満の一つは、自分の言葉に関心を持たないことが多いのではないでしょうか。すべてのことは対話から始まります。健康な結婚生活のためには配偶者の話を、聞くことを学ぶべきです。 このような問題で悩んでいる夫婦のために聞く力を高める秘訣を紹介します。
③ | 共感 | |
どんな夫婦でも配偶者に理解され認められたいのです。私たちは相手の感情を計って、相手の観点から人生を見て、相手の立場を理解することです。全く同意できなくても、「あなたはそう思ったんだね」と相手の気持ちをどう受け取ったのか、表現することが大切です。 |
イエス様はことばによって世に来られました。私たちとの隔ての壁を壊すために人間の水準まで下ってきてくださいました。この地でイエス様は全身から私たちの苦しみを聞いておられました。ですから、私たちの苦しみを誰よりも良くご存じです。また、イエス様は人々の真ん中にすわって、話を聞いたり質問したりしておられました。(ルカの福音書2:46)
また、イエス様はサマリア女の渇きに対して、礼拝について、神学的な話をなさいました。五人の夫に捨てられた一人の女の考えと感情と人格、霊的な飢え渇きに触れました。今の時代より堅いユダヤ社会の男性中心の文化で生きたイエス様は、人々が見ている公の場所で女の人と真剣に話をしました。その女の立場がどうであるのか、どんな苦しみを抱えているのか、イエス様は全身から聞き、彼女の痛みを受け止めてくださいました。イエス様は実に私たちの弱さを同情する祭司長として私たちのそばにいらっしゃいます。
このようなイエス・キリストのコミュニケーション方法を黙想してみてください。私たちもイエス様のように夫婦のコミュニケーションをどう持つべきであるのかを考えてみましょう。
結婚の前、熱く付き合っている時は互いの弱点や互いの違いなどは目に入らないものです。む しろ性格の違いを魅力に感じたり、自分にないのをもっていることをありがたく思ったりもします。しかし、結婚後の現実は全然違った展開を始めます。違いがありすぎたという理由であんなに熱かった愛の終止符を打とうとする人もいます。
本当に夫婦は‘違い'によって大切に築き上げた愛を崩さなければならないものなのでしょうか?そもそも違いがない人はいるでしょうか?
もし、違いを理解して、受容し、その違いに適用するまで互いに忍耐し合えるようになれれば、そのような違いはかえって互いを補い、拡げ、成長できる大切な資源となることができます。
結婚前、結婚生活に対する期待を自分なりに描いていたと思います。例えば、花嫁は、朝起きると二人でかわいい食卓に座ってコーヒーとパンを食べるのを期待し、花婿は、花嫁が炊いた熱々のご飯と美味しい味噌汁を食べるのを期待するのがまさにそうです。お互いが持つ相手への期待には、それぞれ育った家庭の影響があります。しかし、互いにそれぞれがどんな期待を思い描いているのかを聞いてみたり、対話したりすることはそう滅多にありません。ですから、各自描いた期待が結婚後にはすぐ破れてしまします。
結婚してから年月が経っても互いの期待を分かち合いましょう。そのときに、各自育てられた家庭環境と習慣、文化に対して分かち合います。例えば、我が家は家で料理は母親が作り、皿洗いは父親がいつもやっていた、我が家は財政管理と貯蓄は父親が担当した、という具合に細かい事柄まで予め対話から家族文化の違いを理解することが肝要です。その次に二人の夫婦生活ではどんな文化を選ぶのかを対話を通して決めるといいです。
創造主である神様は男と女を創造しました。まず男を神様の形に創造し、次に女も神様の形に似て創造しました。そして、二人が一緒に管理者の使命を果たせるように結婚制度をお作りになりました。男と女は二人共に神様の形です。ですから、本当は違いよりは共通点が多いはずです。
しかし、男と女の間には身体的に、生理的に、心理的にも確かな違いがあります。気をつけるべきことには、いつも個人差が存在するので‘男はこうだ'、‘女はこうだ'と一般化するには無理があるのも事実です。ただ、夫婦生活で夫と妻の期待は違うところがあるのでそのような期待と必要を理解しようと努める必要があります。一般的にそして経験的に見るとき、夫と妻が互いに求める事柄は大体次のようにまとめることができます。参考までに。
夫婦が互いの性格を理解することは非常に重要です。なぜならば、夫婦が衝突する原因の第一が性格の違いになっているからです。一生をチームとして歩んでいく人ですから相手の性格と気質を予め把握するのは非常に有益です。相手の性格のみ知るのではなく、自分の性格もこの際に研究してみてください。
最初に触れたように、人は一般的に自分と反対の性格を持つ人に魅力を感じることがあります。しかし、現実の生活の中では、しばしば自分とは違うことが衝突の要因となってしまいます。覚えていただきたいことは、違いが互いを豊かに補うのみならず、独りよがりだったところから自分の領域を広げて挑戦することができる、大切な資源となるということです。違いを理解してありのままを受け入れれば、それは衝突の導火線ではなく成熟と祝福の通り管になります。
人には誰でも神様が与えた才能と賜物があります。イエス・キリストを信じて聖霊を受ければ、各自は聖霊から個別の賜物が授けられます。それは人によって違います。(ローマ人への手紙12:6~8、Ⅰコリント人への手紙第一12:8~31)そのような賜物の目的は“分裂がなく、各部分が互いにいたわり合う”ためです。そして、すべての賜物の中で一番の賜物は愛です。クリスチャンの夫婦は男と女として、また互いに違った性格をもった二人が、各自違う聖霊の賜物をもって愛の共同体を築き上げていくのです。ヨハネの福音書17章22節bに記された「わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです。」ととりなすイエス様の切なる祈りに対する答えの人生を生きることです。互いの違いは贈り物であり祝福であり連合であることを忘れてはなりません。
“なぜ結婚したのですか”・・・愛を求めて結婚したはずです。この世では愛という言葉が洪水のように満ちあふれています。詩と文学、ドラマと映画、歌の歌詞に至るまで、愛という言葉が氾濫しています。愛という言葉は多くの誤解と混同を与えています。多くの場合、執着、愛着、所有、操縦などを愛と錯覚しています。しかし、そのようなものは愛のイミテーションに過ぎません。熱い感情や性的欲求も真の愛として見ることは出来ません。自己陶酔(とうすい)や精神を惑わすのも愛ではありません。
コリント人への手紙第一13:4~7節を読み返しましょう。“愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。”と宣言しています。ここで言う愛は感情とは関係ありません。愛する対象の資格とも何の関係がありません。対象が愛らしくて、美しいからと言って愛するのでは決してありません。反対に愛している主体が愛の力と品性を所有しているかどうかに対して語っています。私には愛の力があるのか、愛の品性はあるのか、愛の人格があるのかに対して語っているのです。そのようの意味から見ると、愛は相手の問題ではなく自分の問題です。
愛は習って訓練しなければなりません。ちょうど楽器演奏法を習うように愛も習って磨く必要があります。愛も習うべき技術です。聖書の示す夫の役割、妻の役割を学び実践することです。運転を習うためには教習を受け、生け花をするためにはレッスンを受けなければならないように愛も練習が必要です。
愛は理解から、それは、知ることから始まります。長所のみある人も、欠点のみある人もいません。良い所を知れば、弱い所も知るようになります。傷も見逃してはなりません。良いことのみ愛するのではなく足りないところも愛さなければならないからです。それで長所を生かし、短所を補う心構えをするのです。そこから隠れている可能性と長所が見つかります。あなたは相手の欠点も十分に知っていますか?また、相手の隠れている傷も理解していますか?これから配偶者の傷を癒す準備は整えていますか?
親との関係あるいは成長過程の経験を通して傷つけられて歪曲された自我像が形成されたとしても、配偶者との関係を通して癒されることがあります。時には忍耐し、時にはもっと愛しながら互いの傷が癒されますように願います。真の愛は相手を癒す力があります。
親密感とは、最も近く、親しく、よく知り、暖かく、自発的で人格的な連合、一体感を意味します。親密感は神様との交わりが土台に成って初めて形成されます。夫婦がいつも親密感を堅く築き上げるならばどんな誘惑と苦しみがきても倒れません。
A.肉体的親密感
a. |
スキンシップ |
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b. | 性 |
B.聖書的親密感
聖書で「知る」という言葉には「深い交わりを通して親密に経験する」という意味があります。“その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。”ヨハネの福音書17章3節には記されています。神様は私たちが神様を知っていくことを願っております。夫と妻はそれぞれ主と個人的に近ければ近くなるほど、夫と妻の間も自然に近くなります。夫と妻がそれぞれイエスに献身すれば、夫婦の間は結果的には互いにもっと深い献身ができるようになります。聖書的夫婦の親密感には肉体的のみならず、精神的連合、霊的連合がすべて含まれていて、それは全人格的に完全に一つになる親密感です。
目的 又は 動機 | 主の祝福に与る結婚への備えと結婚生活のサポートのため・伝道のきっかけのため・CSの子どもたちを迎える良い準備のため |
始めた年ときっかけ |
①プリペアー・エンリッチ/夫婦関係相談は希望者のみ ②夫婦のあり方の読書会(2ヶ月前から) |
プログラム名 |
① プリペアー・エンリッチ/ 夫婦関係相談(教会ではなく、教師の働きとして) ② CS教師での学び ③ 結婚前の聖書の学び |
開催日時 |
① ③希望者と相談しながら ② 月1回のCS教師会で15分程度 |
参加対象と参加状況 |
① 2組 / 夫婦関係相談1組 ② 5人 |
主なプログラム内容 |
① 結婚前のカウンセリング・主にあるコニュニケーションの練習 ② 読書会 ③ 聖書が教える結婚の目的と夫婦関係について |
用いているテキスト、教材 |
① プリペアー・エンリッチ(臨床牧会研究会) ② パトリックマケリゴット著「夫婦が築く子どもの未来」 ③ 多数の参考書から:カップルの状況にあわせて、ポイントを絞って、可変的な回数で行う予定です。 —その他、多数の本を参考にしていますー |
参加費の有無・1回当たりの実費 |
① 1カップル3990円(テストの実費) ② 0円 |
担当しているスタッフ | 大瀧和子(伝道師・プリペアーエンリッチカウンセラー有資格) |
質問可能な連絡先 |
教会:042(324)4850 大瀧和子のE-mail: powordjesus@yahoo.co.jp |
目的 又は 動機 | 2013年夏のHBCでの夫婦セミナーに野口牧師夫妻が参加し、とてもよかったので。 |
始めた年ときっかけ |
2014年の秋から始める予定です。 |
プログラム名 |
夫婦セミナーとして |
開催日時 |
2014年秋から始める予定というだけで、細かなことは未定です。 |
参加対象と参加状況 |
教会員とその関係者(未信者含む)、付属幼児園の保護者など。 |
主なプログラム内容 |
益田先生(グレースコミュニティ)から分けていただいた資料を見ながら検討中。 |
用いているテキスト、教材 |
益田先生(グレースコミュニティ)から分けていただいた資料を見ながら検討中。 |
参加費の有無・1回あたりの実費 |
検討中 |
担当しているスタッフ | 野口先生夫妻が担当予定。 |
質問可能な連絡先 |
松原聖書教会 ℡ 072-336-3858 (中村忍) |
目的 又は 動機 | 少人数ながら、夫婦、家族単位で集う教会員、信徒が多いという現状をふまえ、聖書の教える家庭のあり方について、共に学び、考え、実生活に生かせる学びをしたい。 |
始めた年ときっかけ |
①学び会 2005年より始まった。祈祷会出席者も限られ、 礼拝でのみことばの説教だけでは不足であると感じ、 学びの機会をもうけた。 ②マリッジセミナー 昨夏、教育部主催のセミナーに、牧師夫婦が参加し、教会員にお分かちしたいと思った。 |
プログラム名 |
①学び会 ②マリッジセミナー |
開催日時 |
①学び会 月一回礼拝直後 ②マリッジセミナー 月一回主日の午後 |
参加対象と参加状況 |
①学び会は、礼拝直後に続けて実施。10分から15分程度。参加者は、回を追う毎に徐々に減少しているのが現状。 ②マリッジセミナーは、5月に、DVDを用い、第1回目を行った。2組の年輩の御夫妻が参加。時間配分、進め方、参加者の年代など、課題が多く残った。 |
主なプログラム内容 |
①学び会 テキストの読み合わせと分かち合い ②マリッジセミナー DVDを用いている |
用いているテキスト、教材 |
①学び会 『内藤先生の家庭セミナー ―― 意外と知らないクリスチャンホーム の基本』(内藤仁美 著 ファミリー・フォーラム・ジャパン) 『聖書が教えている家庭生活・社会生活』(教団教育部) ②マリッジセミナー 『マリッジコースマニュアル』(アルファジャパン) |
参加費の有無・1回あたりの実費 |
参加費は無 テキストは各自で購入 |
担当しているスタッフ | 牧師 牧師夫人 |
質問可能な連絡先 |
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